午後からの予定を変更。ライ麦より先にテスト栽培分のハルユタカを先に刈り取ることに。ハルユタカ、もうすっかり乾いているので、刈り取った先からすぐに脱穀。
テスト栽培のハルユタカは高台倉庫前に4a作付けています
右奥に見えるのは ライ麦
その左の土が見えているところは キタノカオリがあったところ
キタノカオリは シカに食べられてしまい・・・ 悲しい・・・
倉庫前の畑は 電気柵で囲っているのでシカは入らず
ここには パンの副材料が主に作付けられています
ハルユタカは バインダで刈り取りました
このバインダは 器用な機械で驚きます
刈り取って 束にして 麻ひもでしばってくれます
しばる瞬間は 目に見えない早ワザ
この機械 まだ就農する前 今から7年前に中古機械展示会で購入しました
毎年使っていますが その早ワザには未だに驚かされています
刈り取った麦束を
こんな感じで脱穀機に入れます
脱穀した麦粒は きれいな飴色
小麦色です
パン酵房fu-sora
小麦の収穫終了
本日で小麦収穫終了。
麦の収穫作業は、まだライ麦があるので気が抜けない。あとテスト分小麦のハルユタカが少しと。すべての収穫が終わるまで天気が大荒れにならないことを願う。
明日は、予備乾燥が済んだ後、最終水分を12.5%に調整。その後トーミを使用しての粒度選別まで。
平行してライ麦の収穫準備も。
今年は、ライ麦が遅れて小麦が早い。収穫時期が逆転で大わらわ。
パン酵房fu-sora
小麦の収穫終わりが見えてきました
刈り取り4日目、明日で終わりそうな感じ。トラブルが無ければ。
小麦が終わったら、ライ麦。
天候がくずれなければ、来週半ばあたりに終わる予定。
パンご注文のお客さま、もうしばらくお待ちください。
パン酵房fu-sora
小麦の重さのはなし
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カテゴリタグ:
- 小麦
収穫した小麦の粒を手のひらにすくってみた。
小麦の重さって軽い。
この軽い小麦、ひとつの穂にどれぐらいの麦粒がなっているのだろう?
小麦の穂をひとつ取ってきてバラしてみたら、全部で32粒あった。
その麦粒の重さをはかりで量ってみたら、1.6グラム。
ひと粒にしてみると、0.05グラムだ。
ひと粒あたりの数字を見てみると、やっぱり軽いという感じがする。
今日、取ってきた穂はハルユタカの穂。
パン用に向いているとされる、ハルユタカに代表される春播き小麦は、春播いて夏の終わりに収穫するという生育期間が4ヶ月に満たない非常に短い間に育てられる小麦だ。
この小麦は、生育期間が短いせいもあってか、分けつが非常に少ない。
極端な話、1粒の麦粒を植えると1つの穂が出る。乱暴な計算になるかもしれないが、1粒が32粒になるということ。32倍だ。
ハルユタカを春に播く標準的な方法だと、1反(300坪、10アール、1000㎡)あたり15キログラムの種を播く。そこで収穫される量は、標準的には300キログラムとされる。播いた量のおよそ20倍になる。
これを書いていて気付いたけども、ウチのハルユタカは32倍なので、収量的には”御の字”なんだ。でも選別前なので選別したら300キログラムそのぐらいの数字になるかもしれない。話を戻そう。
この1反あたり300キログラムという数字をみると、1反は300坪。ここから1坪あたり1キログラムの小麦が穫れることがわかる。農業をしていない人なら坪で計算した例の方がわかりやすいかもしれない。
しかしこれは、あくまで単純計算。断っておかなければならないが、収量は、栽培手法や栽培技術、その年の気候要素、畑の土壌にも十分左右される。
小麦をふと手ですくってみて感じたことを、書こうと思っていたら、ちょっと数字の話になってしまった。
ちょうど良いので、パン屋の立場もあるので、小麦とパンの重さの関係の話も合わせて書こうと思う。
でも、長くなるので、その話は次回に書きます。
よく熟したハルユタカの穂
穂をバラしてみたら32粒
微量計で重さを量ってみたら 1.6グラム
パン酵房fu-sora
小麦の重さって軽い。
この軽い小麦、ひとつの穂にどれぐらいの麦粒がなっているのだろう?
小麦の穂をひとつ取ってきてバラしてみたら、全部で32粒あった。
その麦粒の重さをはかりで量ってみたら、1.6グラム。
ひと粒にしてみると、0.05グラムだ。
ひと粒あたりの数字を見てみると、やっぱり軽いという感じがする。
今日、取ってきた穂はハルユタカの穂。
パン用に向いているとされる、ハルユタカに代表される春播き小麦は、春播いて夏の終わりに収穫するという生育期間が4ヶ月に満たない非常に短い間に育てられる小麦だ。
この小麦は、生育期間が短いせいもあってか、分けつが非常に少ない。
極端な話、1粒の麦粒を植えると1つの穂が出る。乱暴な計算になるかもしれないが、1粒が32粒になるということ。32倍だ。
ハルユタカを春に播く標準的な方法だと、1反(300坪、10アール、1000㎡)あたり15キログラムの種を播く。そこで収穫される量は、標準的には300キログラムとされる。播いた量のおよそ20倍になる。
これを書いていて気付いたけども、ウチのハルユタカは32倍なので、収量的には”御の字”なんだ。でも選別前なので選別したら300キログラムそのぐらいの数字になるかもしれない。話を戻そう。
この1反あたり300キログラムという数字をみると、1反は300坪。ここから1坪あたり1キログラムの小麦が穫れることがわかる。農業をしていない人なら坪で計算した例の方がわかりやすいかもしれない。
しかしこれは、あくまで単純計算。断っておかなければならないが、収量は、栽培手法や栽培技術、その年の気候要素、畑の土壌にも十分左右される。
小麦をふと手ですくってみて感じたことを、書こうと思っていたら、ちょっと数字の話になってしまった。
ちょうど良いので、パン屋の立場もあるので、小麦とパンの重さの関係の話も合わせて書こうと思う。
でも、長くなるので、その話は次回に書きます。
よく熟したハルユタカの穂
穂をバラしてみたら32粒
微量計で重さを量ってみたら 1.6グラム
パン酵房fu-sora
小麦刈り取り2日目でいつも思うこと
今日も小麦の刈り取り作業。
作業の2日目になると、manaponとのコンビ作業も息が合ってくるというか、昨年の作業を思い出すというかで、少しペースアップ。
今日の作業も無事終了。
昨日と同じく、小麦畑を時計回りにコンバインを走らせる。いや走らせるというか、歩くより遅いのだけども。
コンバインは、小麦を刈り取りながら、脱穀しながら、麦粒を運びながら、畑の中を移動する機械。いろんな作業を同時にするのでそんなに速くに作業が出来るものでも無く、ゆっくりゆっくり移動する。でもいろんな作業を同時にするので移動はゆっくりだけどもエンジンは全開。なので結構うるさい。
『ゥーンー』 (エンジンの音)
『ガチャッガチャッガチャッ・・・・』 (刈り取っている音)
『カタカタカタカタカタ・・・・』 (刈り取った麦束を移動する音)
『ガー』 (脱穀している音)
『ウォンウォンウォン・・・・』 (籾殻などを風で飛ばしている音)
と、こんな音をまき散らしながら作業しているので、のどかな感じではまったく無い。
こんな”マシンな音”ばかりの中に、混じって
『スイーッチョン』『リーン』
という虫の声も聞こえてくる。
コンバインの音がうるさくて、そんな音など聞こえるはずなど無い気もするけど、虫たちの声は、はっきりと聞こえる。見るとやっぱりピョンピョンとコオロギやキリギリスが飛び跳ねているし。そんな虫たちをエサに生きていたのだろう草むらに潜んでいたカエルも焦って跳ねている。
カレたちにしてみれば、「今まで静かな麦畑だったのに」というところだろうか。いや雑草が多いから麦畑じゃ無くて草むらか。
刈り取りが始まるとそんなカレたちが、必死に逃げまどうのを知ってか、カレたちを狙ったトンビもやって来る。
人間からしてみれば小麦畑なんだけども、そこは小さな生態系みたいなもの。
小麦畑の隣は、小麦の連作を避けるのに休耕している畑があります。
そこは現在草ボウボウ。カレたちの今後の新しい住処はそっちになります。
雑草が多い小麦畑だけど、自然の中に組み込まれればそれなりに役立っているのかも。
考えてみればもしも草も生えない畑だったら、これまた植物の小麦を育てること自体、人間にとってみれば都合は良いけども変な話といえば変な話。
生きものって、単一な状態よりも自然な状態の方が、元気に育つものです。
初日は雑草に苦労するけども、2日目はそれに慣れてしまって、こんなことを毎年考えたり思ったりしています。
今日、作業中に見つけてしまいました。
小麦の倒れたところに熊の糞。
先日見つけた畑に何カ所もある小麦が大きく倒れたいたところ、鹿じゃなくて熊だったみたい。熊、小麦畑を縦横無尽だったのかも。
その縦横無尽な様子、見てみたいけど、やっぱり恐い。
ウチの畑、しっかり組み込まれてます。
カレたちの自然の中に。
パン酵房fu-sora
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