小麦刈り取り2日目でいつも思うこと
今日も小麦の刈り取り作業。
作業の2日目になると、manaponとのコンビ作業も息が合ってくるというか、昨年の作業を思い出すというかで、少しペースアップ。
今日の作業も無事終了。
昨日と同じく、小麦畑を時計回りにコンバインを走らせる。いや走らせるというか、歩くより遅いのだけども。
コンバインは、小麦を刈り取りながら、脱穀しながら、麦粒を運びながら、畑の中を移動する機械。いろんな作業を同時にするのでそんなに速くに作業が出来るものでも無く、ゆっくりゆっくり移動する。でもいろんな作業を同時にするので移動はゆっくりだけどもエンジンは全開。なので結構うるさい。
『ゥーンー』 (エンジンの音)
『ガチャッガチャッガチャッ・・・・』 (刈り取っている音)
『カタカタカタカタカタ・・・・』 (刈り取った麦束を移動する音)
『ガー』 (脱穀している音)
『ウォンウォンウォン・・・・』 (籾殻などを風で飛ばしている音)
と、こんな音をまき散らしながら作業しているので、のどかな感じではまったく無い。
こんな”マシンな音”ばかりの中に、混じって
『スイーッチョン』『リーン』
という虫の声も聞こえてくる。
コンバインの音がうるさくて、そんな音など聞こえるはずなど無い気もするけど、虫たちの声は、はっきりと聞こえる。見るとやっぱりピョンピョンとコオロギやキリギリスが飛び跳ねているし。そんな虫たちをエサに生きていたのだろう草むらに潜んでいたカエルも焦って跳ねている。
カレたちにしてみれば、「今まで静かな麦畑だったのに」というところだろうか。いや雑草が多いから麦畑じゃ無くて草むらか。
刈り取りが始まるとそんなカレたちが、必死に逃げまどうのを知ってか、カレたちを狙ったトンビもやって来る。
人間からしてみれば小麦畑なんだけども、そこは小さな生態系みたいなもの。
小麦畑の隣は、小麦の連作を避けるのに休耕している畑があります。
そこは現在草ボウボウ。カレたちの今後の新しい住処はそっちになります。
雑草が多い小麦畑だけど、自然の中に組み込まれればそれなりに役立っているのかも。
考えてみればもしも草も生えない畑だったら、これまた植物の小麦を育てること自体、人間にとってみれば都合は良いけども変な話といえば変な話。
生きものって、単一な状態よりも自然な状態の方が、元気に育つものです。
初日は雑草に苦労するけども、2日目はそれに慣れてしまって、こんなことを毎年考えたり思ったりしています。
今日、作業中に見つけてしまいました。
小麦の倒れたところに熊の糞。
先日見つけた畑に何カ所もある小麦が大きく倒れたいたところ、鹿じゃなくて熊だったみたい。熊、小麦畑を縦横無尽だったのかも。
その縦横無尽な様子、見てみたいけど、やっぱり恐い。
ウチの畑、しっかり組み込まれてます。
カレたちの自然の中に。
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