これ、我が家での愛称、『ヒゲ-101』。
怪しげなこの液体、これで何をするかって?
水で150~200倍にうすめて野菜などにかけます。
そうすると、これをかけられた野菜たち、甘くて大きくなります。
この怪しげな液体の正体は?
『酵母液』
パン工房で余ったパン種を元に諸々を加え培養したものです。
農薬を使わずに野菜を育てるのには、微生物豊富な土作りが必要です。
これをかけられた野菜たち、甘くて大きくなるのは、多様な微生物に喜んでいるのでしょう。
原材料になるこのウチのパン種、元々はここに生えていたヤマブドウから採種したもの。
地元に豊富に存在している、ここの土地にあった、酵母菌です。
ヤマブドウって農薬使わずとも、病気にもかからずに育っているのは、やっぱり、その土地にあっているからだと思いますが、やっぱり多様な微生物と共存しているところにあるのでしょう。
この酵母液、今年初めて作ってみたのですが、結構な効果があるようです。
まだ家庭菜園にしか使っていませんが、来年は、畑のジャガイモにも使ってみようと考え中。
ジャガイモは病気に弱いので、この液体の真価を問うことが出来ますし。
これを読んでいる、全国のパン焼き大好き、家庭菜園大好きな方、試しに作ってみてはどうですか。
ホームセンターでこの手の植物活性液、買うと高いしね。作ってみると愛着あって楽しいですよ。
参考にレシピを載せておきます。
材料
パン種 100g
(パン作りで余ってしまったのでいいです。無ければイースト1gで代用。)
てんさい糖 20g
水 200g
ヨーグルト 大さじ2
(ウチでは、カスピ海ヨーグルト使ってます。懐かしっ)
納豆 10粒
作り方
1.すべての材料をペットボトルか何か蓋の出来る入れものに入れます。
納豆は、事前に磨りつぶしておきます。
2.蓋をしてよく振ります。
3.蓋をゆるめておきます。
発酵が進むとガスが出ますので、そのガス抜きのため。
4.そのまま、部屋の暖かいところに置いておきます。
30分ぐらいすると、発酵が活発になり入れものの中で、自然対流がおきます。
5.そのままおいておきます。
対流が治まります。
6.何もせずにそのまま3日間おいておきます。
静置しておくと、沈殿物と液体に分かれます。
7.確認。酸っぱい匂いがしていたら成功。
8.別の入れものに濾して、沈殿物を取り除きます。
ウチではここで出来た沈殿物は、畑の土に混ぜ込んでます。
凝縮パワーがありそうです。
9.完成。
入れものに好みの愛称を書いておきましょう。
家族の誰かが間違って飲むかもしれませんので。
科学的に確かめた訳ではありませんが、乳酸菌、納豆菌、酵母菌、共存しているのでしょう。完成品は、そんな感じの匂いになります。
パン酵房fu-sora